Sonyがオンラインストレージサービスを始めていた

Sonyから「“PlayMemories Online”(プレイメモリーズオンライン)サービス開始のお知らせ」というオンラインストレージサービス開始の案内メールが来ていました。長ったらしくて括弧も使って言い換えているわりに内容がさっぱり分からない件名とサービス名のせいで危うくゴミ箱ボタンを押して消してしまうところでしたが、Xperiaのキーワードが目にとまったので試してみました。すると、Macでも使えて意外と便利そうだったのでご紹介します。

Sony PlayMemories Online

特徴

  • 5GBの無料容量
  • PlayStation3, Windows, Mac, iOS, Androidで使える(Sony製のテレビも対応予定)
  • 写真と動画のみ

 

iOSアプリ

PlayMemories Online

for iPad: 
for iPhone:

Androidアプリ

PlayMemories Online

for Android: 

Macアプリ

使い勝手

Androidアプリはスマートフォン用もタブレット用も写真を拡大/縮小することができません。画像のアップロード専用アプリとして割り切った使い方になりそうです。写真を撮ってアップロードするには、+ボタンを押してカメラを選択して撮影し、アップロードボタンを押します。

スマートフォンから写真をアップロード

この一連の操作性は良いと思います。iCloudのフォトストリームと違って、アップロードしたい写真を選択できるのが良いです。写真を撮る場合は、何枚か撮ってみてそのうち1枚だけ良いのを残したりすることが多いのでなんでもかんでもアップロードされると後から整理するのが大変です。

Androidのスマートフォンを使っているMacユーザにとってはiCloudが使えないので、写真共有の1つの選択肢になりそうです。DropboxやSugarSyncでも同じような使い勝手になりますが、DropboxやSugarSyncの場合は、PDFなどの書類も扱えるので画像ファイルで容量を取られると少しもったいない気がします。また、iPadがRetinaディスプレイになったり、 ニコンが3600万画素のデジカメを発売したりと、これから写真の解像度が高くなりファイルのサイズも大きくなることが予想されるので、写真は写真としてこのPlayMemories Onlineなどの別サービスに保存しておくのも一考だと思います。

そこで、Macでの操作性を見てみます。
Mac用のPlayMemories Onlineアプリは、アップロード専用で、画像をドラッグ&ドロップでアップロードできます。

アップロードできる画像のフォーマットは試してみた限りjpegだけ可能でPNGはだめでした。

ダウンロードする場合は、 ブラウザでPlayMemories Onlineのサイトにアクセスします。

サイト:http://playmemoriesonline.com/

Macダウンロード

アップロードされた画像は自動的に複数のサイズに変換されているようで、iPadで撮影した画像は、次の3つのサイズになっていて、それぞれダウンロード可能でした。

  • 小:1,024×765
  • 中:1,920×1,434
  • オリジナル:2,592×1,936

使い勝手は、まだアップロードした写真が少ないので何とも言えませんが、それほど悪くないように思います。分かりにくいですが、選択して複数のファイルを一度に削除することもできます。

画像および動画の編集

Sony PlayMemories HomeというWindows用の編集アプリケーションが、Sony製のデジタルカメラやデジタルビデオカメラに付属するようです。Macで編集を行いたい場合は、iPhotoかiMovieを使って下さいとのことです。

参考:Sony – Macにつないで楽しむ

まとめ

Apple製品だけでなく、AndroidやWindows, PlayStation3などを使って写真を共有したい人にとっては、わりと有力な選択肢になると思います。ソニー製のテレビでも今後見ることができるようにする予定とのことなので、これがこのサービスの最大の魅力になるかもしれません。テレビでの閲覧は、2011年以降発売モデル(録画機能搭載モデルを除く)のみ対応というのが少し残念です。


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