PayPalとSoftbankが50%づつ出資してPayPal Japanを設立するとの発表がありました。(記者会見まとめ:Gigazine – ソフトバンクがPayPalと戦略的提携、「日本の決済を変える」新会社を設立へ、ソフトバンクプレスリリース:ソフトバンクとペイパルが合弁会社を設立)
7月から本格展開を開始するとのことなので、PayPay Hereの決済手順を予習しておきます。
特徴
- PayPalは世界の190の国と地域でオンライン決済ソリューションを提供している
- PayPalの親会社は米国 eBay Inc.(ネット通販やネットオークション事業者)
- モバイル決済ソリューション「PayPal Here」は日本が世界で5番目
- 対応クレジットカード:VISA, Master Card, American Express
- 事業者には即日入金される
- 利用は日本のみ
- 対応スマートフォン:iOS4.0以上のiPhone、Android端末
- 利用手数料は1回あたり5%(事業者負担)
- カードリーダーは1つ1,200円程度の予定(事業者負担)
- 事業者はPayPalアカウントが必要
PayPay Hereの使い方(基本編)
消費者 | 事業者 |
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カードリーダーをスマートフォンのヘッドジャックに差し込む |
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アプリで支払いの入力を行う |
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クレジットカードを店員に渡す |
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クレジットカードをリーダーに通す |
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スマートフォンを客に渡す |
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支払い金額を確認してスマートフォン上でサインをする |
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レシート送付先のメールアドレスを入力する |
洗練された使い方
なじみの店で 顔パスで支払いもできるようです。初めて訪れた喫茶店をお気に入り登録し、常連客になって顔パスで支払いをすます例です。
消費者 | 事業者 |
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スマートフォンでPayPay Here登録店を検索 |
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目的の店にチェックイン |
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チェックイン情報が店に配信される |
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お店に入る |
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注文:「白川ですけど、ホット1つください。」 |
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チェックインリストから白川さんを確認 |
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注文内容を入力して決済 |
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品物を受け取る |
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レシートがメールで届く |
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お店をお気に入り登録しておくと自動チェックインが可能 |
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【数日後】 |
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スマートフォンを持っているだけで自動チェックイン |
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顔パスで支払いが可能 |
個人経営の喫茶店のような小規模な店にとっては、1回あたり5%の手数料で常連客ができればありがたい話のような気がします。スマートフォンのアプリで検索して来てくれる人もでてくる可能性がありますしね。
消費者にとっては、スマートフォンを持っているだけで買い物ができてしまうのでとても便利そうです。あまりに便利すぎて簡単に買い物をしてしまいそうで怖いくらいです。しかし、私のようにスマートフォンはWi-Fiのみでしか使わない人にはちょっと使い勝手がどうなるか不安です。これが、現在全国に25万店ほどあるSoftBankのWi-Fiスポット設置店舗でも使えるのなら良いのですが。もし使えるのなら、支払いはなるべく一元化したいのでSoftBankのWi-Fi設置店の中で日常の買い物をすることになりそうです。そうすれば、小額の買い物で今まで現金で払っていたようなものでも、クレジットカード決済時のポイントが貯まりますしね。
1つ気になったのは、店側が間違えて決済してしまった場合などに備えて、店の決済に対して客が承認するというアクションがあったほうが使う人には安心だと思うのですが、どうなんでしょうか。すでに米国、カナダ、香港、オーストラリアで利用されているのでミス入力などへの対処方法は確立されているとは思いますが、事業者に即日入金されるというスピード決済なのでその部分の説明がないと客として使うには少し不安が残ります。