Google Pandaアップデートの衝撃

2012/07/18、Google Pandaアップデートが日本に上陸しました。検索順位算定アルゴリズムの変更です。この威力、すごいですね!見事このサイトは30%以上アクセス数が減りました。祭りに参加できて良かった。とっても悲しいです。しかし、訪問してくださっていた方の立場で見ると、30%以上の無価値なページを提供していたことになります。申し訳ございませんでした。

確かに、日記のように1日1記事投稿することにしているので、投げやりな記事も多々あったかと思います。ぐぐって出てきた検索結果の一覧から期待に胸を膨らませてクリックしたページがそんな投げやりな記事だった時の意気消沈度合いを想像すると、大変申し訳なく思います。深く反省いたします。

Pandaアップデートの内容

今回のPandaアップデートがどういう変更だったかを確認してみると、こういうことらしいです。(参考:財形新聞 – 検索順位が変わるGoogleの「Pandaアップデート」、日本での影響は?CyberAgent SEO Information – 日本のパンダアップデートの概況

■ ねらい:低品質なサイトの順位を下げ、良質なサイトの順位を上げる

■ 影響 – ランクアップ:

  • オーソリティが高いサイト

■ 影響 – ランクダウン:

  • オーソリティが低いのに他サイトをスクレイピングしているサイト
  • アフィリエイト中心のサイト
  • 内容の少ないモバイルサイト
  • 読む文章が少ないサイト
  • リンク集中心のサイト
  • テキスト情報(文章情報)がほとんどないサイト

「オーソリティが低いのにスクレイピングしているサイトの評価が下がる」ということは、この記事のように、他のサイトの記事を引用して記事にすると評価が下がるということのようです。Pandaアップデート前までは、引用しても引用部分以外にオリジナリティがあれば評価は下がらなかったのが、問答無用で引用があれば評価が下がるということのようですね。

仮説

私が現在持っている3つのサイトの影響度合いから3つの仮説を思いつきました。

  • 元の評価が低いサイトは対象外
  • Google AdSenseはアフィリエイトリンクとしてみなされない
  • 巨大サービスのサブドメインは対象外

元の評価が低いサイトは対象外

私が個人的な勉強用にメモ代わりに運用している秘密のブログがありまして、このブログは、ほぼ全ての記事が他サイトの記事を切り取って貼付けてあるだけなのです。そのブログが、今回のPandaアップデートの影響を受けませんでした。訪問人数が1日数人〜十数人と少ないので正確に影響がなかったとも言い切れませんが、1日数人程度しかアクセスがないサイトは最初から検索結果の上位にくることもないので元々評価が低く、元の評価が低いサイトは対象外なのかもしれません。

Google AdSenseはアフィリエイトリンクとしてみなされない

不思議なのが、この勉強用のブログにはGoogle AdSenseを貼付けてあるだけで、他のアフィリエイトリンクは貼付けていません。記事の内容が他のサイトの記事を切り貼りしただけで、独自の感想なども書き入れていないので文章量が少ない記事も多く、必然的にアフィリエイトリンクの割合が高くなっているのです。それなのに、Pandaアップデートの影響を受けないというのは、「Google AdSenseはアフィリエイトリンクとしてみなされていないのではないか」ということです。邪推レベルの仮説ですけどね。

巨大サービスのサブドメインは対象外

もう一つ不思議なことがあって、内容がほぼかぶっている本サイトの移転前のサイトが全く影響を受けていないのです。訪問数はだいたい1日400前後で、多くはないものの無視できるほど少ないというわけでもないと思います。ブログの書き方も移転前と移転後で変えていないので全く同じスタイルです。文章量もアフィリエイトのリンク数も同じ程度です。移転前のサイトと移転後のサイトで違いとして思いつくのは、独自ドメインかどうかだけです。移転前のサイトはjimdoという無料ホームページサービスのドメインのサブドメインで、移転後の本サイトは独自ドメインです。つまり、このことから、「巨大サービスのサブドメインはPandaアップデートの対象外なのではないか」という仮説が考えられます。もしこの仮説が正しければ、わざわざお金を出して独自ドメインでホームページを運営するのは馬鹿らしいという結論になってしまいます。ちょっと悲しいですね。

今後の対策

何か応急措置的な対策はないかと、ぐぐってみましたが、まだ具体的な対策を提示してくれているサイトは見当たりませんでした。日本に導入されたばかりなので、これからですかね。また、よく考えると一番飯の種になりそうなことなので、無料で応急措置的なテクニックを提示してくれる人もそうそういないでしょうね。自分で試行錯誤するしかないのでしょう。

本サイトは、アクセス数が30%以上減りましたが、相対的にリピータの割合が増えました。

ということは、今までこのサイトが好きで訪問してくれていた人が訪問してくれなくなったわけではないので、あまり悲観的になってはいません。

減少した訪問数は、新規でGoogle検索から訪問してくれていた人、そしてそのランディングページがきっと多くの人にとって価値のないページだった分の訪問数なのでしょう。そんなページがGoogleで検索する人に迷惑をかけてしまっていたのでしょう。これは問題なので、この分をなんとかしないといけません。この多くの人にとって価値のなさそうなページ、しかし自分にとっては忘備録になっていて意味のあるページをGoogleの検索対象外にします。

Google ウェブマスターツールの説明によると、robots.txtに検索対象外にしたいページを追加すれば良いようです。

■ ウェブマスターツール > 健全性 > ブロックされたURL

300ページ以上チェックするのは気が遠くなりそうですが、コツコツとやっていくしかなさそうですね。