iPad/iPhone録画対応フルセグTVチューナーの録画用ハードディスクケースを2種類試してみた結果、相性の善し悪しがあることが分かりました。
相性の悪いハードディスクケース
製品名は避けますが、このケースを録画用のハードディスクに使うと1日に2回チューナーとの接続が切れました。接続が切れたあとは、チューナーから認識できない状態になるので、予約していた番組が録画できません。
最初に気付いた時は、使っていたハードディスクが何年も前の自作PCで使用していたOSで認識できなくなったハードディスクなので、ハードディスクが悪いせいだろうなと思い特に気にしていませんでした。ハードディスクケースの電源をオフ・オンすると接続が戻るので、ケースのLEDを見てリンクが切れていたらケースの電源をオフ・オンしていました。
しかし、毎日電源オフ・オンしていると、1日に2回、だいたい同じ時間に接続が切れることが分かりました。
チューナーが番組情報をアップデートするのが1日に2回なので、どうやら、このタイミングで接続が切れるようです。
相性の良いハードディスクケース
だんだん、見たかった番組が録画されないことが増えてきて悔しい思いをすることが多くなったので、試しにMacのバックアップに使用していた外付けハードディスクケースと交換してみました。「Logitec HDDケース 3.5HDD USB3.0 LHR-EGU3」というケースです。
Amazonの商品紹介にはテレビ番組の録画に使えるとは一切書いてありませんが、梱包は、逆に、録画専用というような印象をうけるなデザインになっています(笑)
なぜ、このような宣伝文句になっているかという詳細な理由は、以前の記事(USB3.0の外付けSSDをバックアップに使ってみる)をご参照ください。大雑把に言うと、スリープ機能のオン・オフをスイッチで切り替えて設定できようになっています。
このケースに今まで録画に使っていた壊れかけのハードディスクを設置して、スリープ機能オン(PCモード)で接続してみました。
接続したすぐ後は前面のLEDが光っているのですが、しばらくするとスリープに入ってLEDが消えます。
LEDが消えている間でも予約時間になると、しっかり復帰して録画していました。
相性が悪かったケースは常時3つの大きなLEDがついていたので、LEDだから消費電力は大したことが無いとはいえ、心理的に電気を無駄にしている気がします。その点、このケースは小さなLED1つだけですし、番組を録画する時以外、1日のほとんどの時間はスリープでLEDが消えているので無駄がありません。
Macでの接続
「Logitec HDDケース 3.5HDD USB3.0 LHR-EGU3」をMacのバックアップに使っていた時の状態はどうだったかというと、当たり前ですが、全く問題なく正常に使えていました。SSDをバックアップストレージに使っているおかげで、全く音がしないので、その存在すらすっかり忘れていました。
この「Logitec HDDケース 3.5HDD USB3.0 LHR-EGU3」と交換して、Macのバックアップに使いだした相性の悪い方のケースはというと、やはり、スリープ後の再接続が苦手なようです。スリープした後は、よくリンクが切れて、ケースの電源をオフ・オンするかMacを再起動しないと接続が戻りません。
やはり、安いだけあって、いろんな機能が省かれているのでしょうね。安物買いの銭失いになってしまいました。
みなさんも、くれぐれも商品名や会社名のネーミングにだまされないように気をつけてください。
逆に、「Logitec HDDケース 3.5HDD USB3.0 LHR-EGU3」の方は、熱対策用にファンを取り付けられるようになっていたり、スリープ機能をオン・オフできたりと、とても細かいところまで気が配られています。そんなに高くはない商品ですが、今回の件でとても信頼の出来るメーカーだと感じました。
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