elmoをsilent_majorityで使用する方法

elmoの定跡と評価関数でsilent_majorityを作成

silent_majorityの取得

ダウンロード用のフォルダを作成して、ターミナル.appでそこに移動しておきます。

次のコマンドでGithubからソースと関連ファイル一式を取得します。

$ git clone https://github.com/Jangja/silent_majority.git

silent_majorityエンジン作成

sourceディレクトリに移動し、makeコマンドでエンジンを作成します。

$ cd src/
$ make sse

正常に作成が終了すると、apery という名前でエンジンができます。

実行して動作確認します。

$ ./apery
usi

次のようにオプションが表示され、最後にusiokと応答があれば作成成功です。

quitと入力し、Enterを押してエンジンを終了させます。

エンジンを実行プログラム保存用のディレクトリに移動します。

$ mv aprey ../bin/

elmoの取得

elmoのバイナリファイをダウンロードします。

elmoの定跡と評価関数をsilent_majorityに設定

elmoのbinフォルダに次のディレクトリを作成します。

  • book/20150503:定跡ファイル保存場所
  • 20161007:評価関数ファイル保存場所
$ mkdir -p book/20150503
$ mkdir 20161007

定跡ファイル

silent_majorityはApery用のものを使います。
elmoのbook/Apery_format/book.binをsilent_majorityのbook/20150503にコピーします。

評価関数ファイル

elmoのevalにある次の3つのファイルをsilent_majorityの20161007フォルダにコピーします。

  • KK_synthesized.bin
  • KKP_synthesized.bin
  • KPP_synthesized.bin

確認

これまでの手順で、次の状態になっています。

最後にエンジンが正常に動作することをisreadyコマンドで確認します。

$ cd ../bin
$ ./apery
usi
isready

エラー表示なしでreadyokの応答があれば正常に動作しています。quitと入力し、Enterを押してエンジンを終了させます。

エンジン将棋盤にここで作成したaperyをエンジンとして登録します。

silent_majorityのオプション設定

エンジン将棋盤にエンジン登録した後、エンジン独自オプションの設定で次の項目を設定します。

  • Best_Book_Moveにチェックを入れて有効にする
  • OwnBookにチェックを入れて有効にする

以上で作業完了です。

silent_majorityのバージョンアップ

silent_majorityがバージョンアップされて、Githubのソースコードが変更されたら次の手順でエンジンをバージョンアップします。

ターミナル.appを起動し、silent_majorityのディレクトリに移動後、次のコマンドを実行して変更になったソースファイルを取得します。

$ git pull

上記のsilent_majorityエンジン作成の手順でエンジンを作成します。

elmoのバージョンアップ

評価関数の最新版バイナリは、Twitterの瀧澤 誠@elmoでアナウンスされています。

上記のelmoの定跡と評価関数をsilent_majorityに設定を参考にして該当するファイルを置き換えてください。

参考にさせていただいた記事