やねうら王のエンジンオプションの説明は、やねうら王ソース一式内にある次のファイルに記載されています。
- docs/解説.txt
この中から、対局・検討時の推奨設定とされている内容に少し説明を加えてエンジン将棋盤用にアレンジしたものが次の表になります。
パラメータ | 推奨値 | 説明 |
---|---|---|
ConsiderationMode | オン | これを有効にすると、棋譜解析時に読み筋が2手しか表示されないというような現象が改善される。参考:検討モード用の読み筋出力について |
USI_Hash | 1,024など | 置換表サイズ。メモリ使用量。 空き物理メモリを見ながら大きめに。例) 16GBのRAMなら14,000MBぐらいを指定。参考:やねうら王のエンジンオプションをUSIプロトコル原案に準拠させる件 |
Threads | 4など | スレッド数。CPUの論理コア数を最大数として、使用するコアの数を設定する。大きな値にすると単位時間あたりの探索局面数が増えるが、Macの負荷が高くなる。 |
MinimumThinkingTime | 1,000 | 最小思考時間(ms)。例えば、2秒以内に指すと計測1秒になるルールで指すなら2,000。 |
NarrowBook | オフ | 出現確率の低い定跡を採用しない |
BookEvalDiff | 0 | 定跡の第一候補手との評価値の差 |
BookDepthLimit | 0 | 定跡のdepth下限。 定跡に登録されている指し手のdepthがこれを下回るなら採用しない。0を指定するとdepth無視。 |
※ 推奨値が”など”となっている項目は、お使いのMacのスペックやMacの使用状況に応じた値を設定してください。