コンパイラのインストール手順

エンジンをビルドするために必要なコンパイラg++の最新版をインストールする手順を説明します。

※ g++(2020/5/27時点では、バージョン7以上であればOK)が既にインストールされている場合は、この手順は不要です。

手順作成環境

次の環境で確認しました。(環境が変わると手順が変わる可能性があります)

  • ハードウェア:MacBook Pro 2019, MacBook Pro 2012
  • OSバージョン:macOS 10.15.4

※ 現時点(2020/05/27)での手順を後述しますが、細かな手順は将来的に変わる可能性があります。うまくいかない場合は、手順が変わっている可能性があるので、作業目的に合致する最新の手順を調べてやってみてください。

1. 開発ツールのインストール

1.1 Xcodeのインストール

App StoreでXcodeを検索してインストールします。

1.2 コマンドラインツールをインストール

ターミナル.appを起動して、次のコマンドを実行します。

xcode-select --install

※ ターミナル.appは、アプリケーションフォルダの中のユーティリティフォルダにあります。

2. Homebrewをインストール

g++の最新バージョン9を簡単にインストールするためにHomebrewというパッケージ管理ツールを使用します。そこで、Homebrewをインストールします。

※ Homebrewがインストール済みでbrewコマンドが使用できる場合は、この手順は不要です。

2.1 インストール

Homebrewのサイトに表示されているインストールコマンドを実行します。

/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

※ 1行で上記コマンドを入力します。

3. g++のインストール

3.1 インストール

次のコマンドで最新のバージョンをインストールします(現時点ではバージョン9)

brew install gcc

上記コマンドで次のコマンドがダウンロードされます

  • /usr/local/bin/gcc-9
  • /usr/local/bin/g++-9

3.2 確認

次のコマンドを実行してバージョン情報が表示されるかどうかを確認します。

/usr/local/bin/g++-9 -v

上記のようにバージョンが表示されればOKです。