MacBook Pro新旧モデルスペック比較(2012vs2013)

昨日、MacBook Proの新モデルが発表されました。2012年モデルが発表されたのが2012/06/12なので、1年4ヶ月ぶりのアップデートです。

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新旧モデルスペック比較

  2012年モデル 2013年モデル
  Retina 15inch 2.3GHz Retina 15inch 2.6GHz Retina 15inch 2.0GHz Retina 15inch 2.3GHz
価格 184,800円 238,800円 204,800円 264,800円
ディスプレイ 2,880 x 1,800、220 ppi 同左
プロセッサ 2.3GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ 2.6GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ 2.0GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ 2.3GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ
メモリ

8GB 1,600MHz 
DDR3Lオンボードメモリ
(16GBに変更可能)

16GB 1,600MHz
DDR3Lオンボードメモリ

 

8GB 1,600MHz
DDR3Lオンボードメモリ
(16GBに変更可能)

16GB 1,600MHz
DDR3Lオンボードメモリ

 

ストレージ 256GB SSD 512GB SSD 256GB SSD 512GB SSD
サイズ 35.89cm×24.71cm×1.8cm
2.02kg
同左
グラフィックス  Intel HD Graphics 4000
NVIDIA GeForce GT 650M 1GBメモリ
Intel Iris Pro Graphics

Intel Iris Pro Graphics
NVIDIA GeForce GT 750M 2GBメモリ

ポート
  • MagSafe2電源ポート
  • Thinderbolt ×2
  • USB3 ×2
  • HDMI ×1
  • ヘッドフォン
  • SDXCカードスロット
  • MagSafe2電源ポート
  • Thunderbolt2 ×2
  • USB3 ×2
  • HDMI ×1
  • ヘッドフォン
  • SDCXCカードスロット
ワイヤレス 802.11n Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g)
Bluetooth 4.0
802.11ac Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g/n)
Bluetooth 4.0
オーディオ
  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン
  • ヘッドフォンポート
同左
キーボード JIS配列キーボード(USキーボードを選択可能) 同左
バッテリ 最大7時間のバッテリー駆動時間
95Whリチウムポリマー
85W MagSafe2電源アダプタ
最大8時間のバッテリー駆動時間
95Whリチウムポリマー
85W MagSafe2電源アダプタ

変更点

  • 日本での購入価格がアップ
  • CPUがHaswellに
  • 独立GPUが上位モデルのみに
  • Wi-Fiが802.11ac対応に
  • バッテリー駆動時間が1時間延びた
  • Thunderbolt→Thunderbolt2
  • PCI Express接続のSSD(最大60%高速化)

日本での購入価格アップ

アメリカでの価格は下がったらしいですが、昨年(1ドル80円)よりかなり円安(1ドル97円)になっているので、日本での購入価格が上がってしまいました。

独立GPU

下位モデルから独立GPUが外されています。
Haswellの統合GPU(Intel Iris Pro graphocs 5200)は、Intelによると処理性能が最大2倍に向上しているとのことですので、ライトユーザーが使う分には独立GPUがなくても大丈夫ということなのでしょう。

私は、2012年の下位モデルをスペック変更せず使っていますが、それほど頻繁にファンが回転する音を聞かないので、独立GPUもあまり使われていないのかもしれません。

ファンが回転するのは、動画を見た時(特にFlash)、外部ディスプレイを使った時くらいでしょうか。XcodeでiPadのシミュレータを使っている時もファンが回転したりしますが、これはCPUの発熱の影響がかなりあると思います。

購入時のモデル選択の目安

2012年の下位モデルをそのまま1年4ヶ月使った感想ですが、メインマシンにするにはメモリ不足感がありました。毎日再起動すれば問題ないのですが、アプリの開発をしているとどうしてもスリープ運用して何日も連続して使ってしまいがちです。そうすると、スワップが発生して動作が遅くなってきます。

OSがMavericksになってメモリ圧縮技術が採用され物理メモリが効率良く使われるようになっています。また使ってみた限りでは、OS自体の要求メモリが下がっていると思われます。しかし、開発者用のプレビュー版Mavericksを数ヶ月使ってみましたが、スリープ運用すると状況は同じでした。だんだんレスポンスが悪くなり、1週間もすると再起動せざるをえなくなります。

このことから、スリープ運用したり、メインマシンとして使うには下位モデルは心もとないです。

下位モデルはサブ機として、テキスト処理などの簡単な作業に使う場合に選択するのが良いと思います。