Macアプリのお手軽アバウトパネルの作り方

Macアプリには、アプリのメニューから起動出来る”アプリについて”というアバウトパネルがあります。アプリを使う側としては、バージョン番号の確認をする時にたまに見るくらいでほとんど見ません。しかし、アプリを作る側としてはデフォルトのメニューの項目になっているのでちゃんと表示出来るようにしたいところです。

アバウトパネルの元になっているファイルは、Credits.rtfのようです。初期状態で、次のような文章が設定されています。

Special thanks to が Momになっていて面白いのですが、このままリリースしてしまうとちょっと恥ずかしいです。

ファイルタイプがrtfでリッチテキストなので、アイコン画像なんかも簡単にドロップして作れるのかと思ってやってみると、Credits.rtfファイルがないというエラーがでてアプリが起動できなくなってしまいました。おかしいなと思ってファインダからこのファイルを調べてみると、画像をドロップしたせいでCredits.rtfがディレクトリになって、その中に、TXT.rtfと画像ファイルが入っていました。謎です。

きっと何かのおまじないをすれば読み込めるようになるのでしょうが、軽く調べた限りではわかりませんでした。

しかし、Credits.rtfを元に戻していじりながら確認していると、ものすごく簡単に標準的なアバウトパネルを作れることが分かりました。

お手軽アバウトパネルの作り方

1. Credits.rtf の内容を全て削除する

これだけでアイコンとかバージョン番号とかCopyrightが入った標準的なアバウトバネルが出るようになります。

2. アプリ名-info.plistをいじる

Copyright にアドレス帳の情報が差し込まれるので、アプリ名-info.plistの次の項目に表示したい内容を設定します。

Copyright (human-readable)

Credits.rtfが空っぽなのも少し寂しいので、システム条件だけ付け加えてこうなりました。