OS X の新バージョン10.8が発表されました(Appleプレスリリース:Apple Releases OS X Mountain Lion Developer Preview with Over 100 New Features)。新しいOSの名前は、マウンテンライオンだそうです。Leopardの次にSnow Leopardがでたようなものですかね。バージョン番号は10.7から10.8にあがっていますが。
iPadの先進的な機能をとりいれて、100以上の新機能を追加したそうです。
主な機能は、次のとおりです。
- Messages
- Notes
- Reminders
- Game Center
- Notification Center
- Share Sheets
- Twitter integration
- AirPlay ミラーリング
Mac Developerはプレビュー版をインストール可能で、一般ユーザへの公開は2012年の晩夏(late summer)に予定されています。
Apple的な一押しの機能は、Messengerのサポートのようです。AIM, jabber,Yahoo! Messenger, Google Talkがサポートされていて、制限なしにメッセージや写真や動画を直接Macから他のMacやiOSデバイスに送ることができるようです。
私が気になるのは、Notification Centerの機能です。これが新着メールやカレンダーに登録した予定を通知してくれればとっても便利です。
他には、iCloudのセットアップが簡単になっていること、Gatekeeperというセキュリティ機能でMac App Storeからしかアプリをインストールできなくすることができること、中国人ユーザ向けの入力方法の改善やSafariにBaidu検索を選択できるオプションを追加などしたこと、100以上の新APIでゲーム開発などが容易になったことなどが発表されています。
ちょっと10.8をインストールして確認してみました。
すっとぼけたようなライオンの顔が味があっていいですね。きっと贅肉(バグ)を取り除いて精悍になったイメージなのでしょう。
インストールが完了すると、いきなりiCloudの設定画面になりました。iPadと同じ画面ですね。
システム環境設定を確認してみると、”通知”という項目ができていました。その中身を見てみると…。
早速、表示がおかしくなっていますが、通知のスタイルを3種類の中から選べるようです。件数もデフォルトが最新5件で、他の選択肢は最新1件、最新10件、最新20件がありました。
デフォルトのスタイルにしたまま、カレンダに予定を登録して通知をメッセージで送るように設定してみました。
いいですね!どのデスクトップにいても通知されます。
右上隅に丸い変なボタンがついているので押してみました。
おぉ!デスクトップがスライドして、こんなんがでてきました。今日の予定かな?
デスクトップを動かすのが好きですねぇ。個人的にはデスクトップが大きくスライドすると酔いそうになるのであんまり好きじゃないんですけど、開発者はよっぽど気に入っているんでしょうね。
Xcode
合わせて、Xcode4.3の正式版と、Xcode4.4のプレビュー版もリリースされています。
Xcode4.3は、Macアプリになったようで、Mac App Storeからインストールすると、アプリケーションフォルダの中に入ります。そのため、今までのXcodeとは違う場所なので、インストールが終わってDocのXcodeを起動しても古いXcodeが立ち上がります。
新しいXcodeを立ち上げるには、アプリケーションフォルダの中のXcodeをクリックして起動します。
すると、ライセンスの同意の画面がでて、次にこんな画面がでてきます。
古いXcodeとインストールツールをゴミ箱に捨てるボタンがあります。怖すぎる…。
とりあえず、ゴミ箱に捨てなくても”Start Using Xcode”ボタンを押せば起動できるようです。