Pixelmatorで画像を加工している時に、矢印が欲しくなりました。注釈などの矢印はいつもSkitchを使って描いているのですが、今回描きたい矢印は湾曲した曲線につけたいのでSkitchでは無理です。そこで、湾曲線はPixelmatorで描いて、先端の矢印だけInkspaceを使って描いてみました。
出来上がり図
■全体図
![矢印完成図](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/988912a1bd16396988f4d6a0b05ed3f9.png)
■矢印部分
![矢印部分](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/b89d868cc2499d2d7641c8e3527dbf8f.png)
Inkspaceの操作手順
新規画像を作成します。サイズは何でもいいです。
■ File > New > Default
グリッドを表示させます。
■ View > Grid
今回描く矢印は小さいので1000%程度に拡大します。
![新規画像-拡大](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/2e8de850597959f7124b21b2316488df1.jpg)
「直線/ベジエ曲線」 作成ツールを選択して、矢印の頂点をクリックしていきます。
![パスの作成](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/e2b4d79d92dab10ca743773f7d2f719b.jpg)
グリッドの交差点がクリックし易くなっているので、簡単に綺麗な矢印を描くことができます。
パスの開始点をクリックすると、矢印が完成します。
![矢印のパス完成](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/f6d61bcb4239b0f37387bf9a7dc3868e.png)
矢印の微妙な形を作っていきます。
「パス編集」ツールを選択し、矢印の線をクリックして選択状態にし、矢印の頂点をドラッグして頂点を移動させます。
![パスの編集](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/c786ba85a9da0f8c96713753fd858494.jpg)
今回は直線の先端につける矢印なので、直線部分を短めにしました。
色を付けます。
色の設定は、画面の左下にあるFill:, Stroke:の右の色の部分をクリックして設定画面を表示させて設定します。
矢印の大きさを確定します。
矢印を選択して四隅のいずれかをに表示されている拡大縮小マークをドラッグして大きさを変更します。Shiftキーを押しながらドラッグすると縦横比が固定されて変形できます。
![矢印の大きさを確定](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/d4abc82ec39b3687f474e7838ee84823.jpg)
画像領域のサイズを矢印の大きさに合わせます。
■ File > Document Properties …
![画像領域の変更](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/8de88f302f5cca676e3da9dd01621775.jpg)
「Resize page to drawing or selection」ボタンを押して、矢印の大きさに画像領域を合わせます。
![画像領域変更完了](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/f516ebf2e9b2c1ac5ebe0cf39d43b4a4.png)
次に、背景を透明にしてファイルに書き出します。
Document Propertiesの設定画面で「Background」の色を透明にします。
![背景を透明に設定](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/e54744670a506a3ab9c06b5ab97ab4dd.jpg)
■ File > Export Bitmap …
Filenemeの部分でファイル名を指定して「Export」ボタンを押します。
![ファイルへ書き出し](https://kisagai.com/wp-content/uploads/2012/05/9f56a6327876542aedffab18a2db7e9b.png)
Inkspace
オフィシャルサイト:https://inkscape.org/ja/