GIMP2.8.2がOS Xネイティブになってる！

アプリの画像を変更しようと久しぶりにGIMPを使ってみたら、OS X ネイティブになっていました！

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GIMP2.8.2 on OS X

リリースノートを見ると、2.8.2では新機能はなくバグ修正がメインのリリースのようです。しかし、OS Xネイティブのbuild環境が追加されています。Macユーザにとっては、これはとてつもない新機能です！

OS X ネイティブになって嬉しいこと

  • X Serverが不要になった
  • ウィンドウの4辺のどこをつかんでもサイズ変更できる
  • メニューがOS Xのメニューバーに入った
  • メニューの文字が綺麗
  • 修飾キーがcommandキーになった
メニューや各種タイトル部分がローカライズされていて、メニューなどが最初から日本語になっています。

X Serverが不要になった

X Serverが不要になったので、起動が若干速くなったような気がします。また、今まではGIMPを終了してもDockにX serverが残り続けていたので、GIMPを使い終わったらDockのX Serverも手動で終了させる必要がありました。これは、たいした手間でもありませんでしたが、自分が使いたいアプリ以外のプロセスが動いてメモリやCPUを使っているという精神的な圧迫感がなくなったのが何より大きいです。

ウィンドウの4辺のどこをつかんでもサイズ変更できる

ウィンドウのどこをつかんでもサイズ変更できるのはOS XにLionから導入されたUIですが、やはりこれが使えると何かと便利です。画像を編集している時は、いろんな参考画像を眺めながら色合いをチェックしつつなどと作業することが多いので、ウィンドウサイズを変更することが多かったのです。

メニューがOS Xのメニューバーに入った

メニューがOS Xのメニューバーに入ったので縦方向の有効スペースが増えました。

以前はこんなふうにウィンドウの中にGIMPのメニューに入っていました。

GIMP2.8の新機能でタブが追加されたのもあいまって、縦方向の有効スペースが狭かったんです！

メニューの文字が綺麗

OS X がメニューを表示しているので、Retina MacBook Proで見ると、メニューがとても綺麗です。

今まで、インストール後に綺麗なフォントで表示させるためにターミナルでコマンドをたたいて、フォントの設定を変更する必要がありました。しかし、フォントを変更しても、イマイチでした。

それが、何もしなくても綺麗に表示されるので気分が良いです！

修飾キーがcommandキーになった

コピペやファイル保存がいつものショートカットでできるようになりました。今までは、キーボードショートカット操作を行う度に「GIMPだから修飾キーがcontrolキーだな」と、いったん頭の中で修飾キー変換をしてから操作していました。それが、他のMacのアプリと同じように保存はcommand＋sなどと脊髄反射でできるようになりました。
 

今後に期待したいこと

  • 日本語入力
  • Retina ディスプレイ対応
  • 修飾キーの統一

日本語入力

テキスト入力やレイヤー名の入力で、日本語入力しようとしてもアルファベットが入力されてしまいます。メニューや各種表示がほんとどローカライズされて日本語で表示されているので、日本語入力もサポートしてもらいたいです。

Retinaディスプレイ対応

メニューの文字は自動的に綺麗になっていますが、Retina対応されていないようです。

アプリの情報を見ると、「低解像度で開く」にチェックが入っています。そして、グレーアウトしているので、変更できません。

ボタンの画像やタイトル部分の文字がぼけています。

修飾キーの統一

カラー設定でHTML表記を入力するときなど、ポップアップウィンドウで入力する場所の操作は、修飾キーがcontrolキーのままになっています。

どうもポップアップウィンドウごとに修飾キーが定義されているようです。ポップアップウィンドウは山ほどあるので、ポーティング作業が大変そうですが、カラーパネルなどのよく使うウィンドウはcommandキーに変更してもらいたいです。

使ってみた

早速、GIMP2.8.2で画像を作ってみました。

ぺーすと将棋盤 for iPad

将棋盤と駒台の画像です。良い感じになりました。

カラーピックするとカラー設定ウィンドウがフリーズするような気がしますが、それ以外は問題なく使えました。

昨日、この新しい画像でAppleに申請しました。新しい画像が出来てみるとiTunes App Storeに表示される現バージョンの画像が貧弱すぎて泣けます。早く審査通過して欲しい。

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