ChangeWage Researchというサイトが新しいiPadの顧客満足度調査の結果を公開しています(ChangeWave Survey: New iPad Owners Weigh In on Latest Apple Tablet)。調査期間は、3/22〜3/28の1週間、数は200です。
調査結果概要
満足度
- 82% : Very Satisfied
- 16% : Somewhat Satisfied
- 2% : Sumewhat Unsatisfied
- 0% : Very Unsatisfied
98%の人が満足しているという結果です。凄いですね。逆に2%の人(4人)の人が感じている不満な点とその理由に興味がわきます。
好きな点と嫌いな点
好きな点 |
嫌いな点 |
Q:What do you like best about the new iPad? (Choose No More Than Three) | Q:And what do you dislike most about the new iPad? (Choose No More Than Three) |
Retina Display : 75%
音声入力 : 10%
(Long Battery Life : 22 %)
|
本体の値段:26% 通信データプランのコスト:23% |
Retina Displayは新しいiPadの最大の売りですから、それが突出しているのは当然の結果ですね。
私が最初に触った時にその認識精度にびっくりした音声入力はあまり評価されていないようです。
バッテリーが長持ちするという回答が2位になっていますが、新しいiPadのRetina Displayの詳細分析の結果にあるように、輝度を最大にするとiPad2の80%の時間しかバッテリーが持たず、中間輝度にしてようやくiPad2と同等になります。なにかの勘違いでしょうか。それとも最低輝度にすると長持ちするなどということがあったりするのでしょうか。
嫌いな点は、グラフの合計値が85%なので、目立った問題はないという結果でしょうか。私は自分の新しいiPadが黄色い色むらの液晶だったので、この点が回答に含まれていないのが不思議な気がします。しかし、質問をよく見ると、Choose No More Than Threeと 但し書きがしてあるので、回答内容も予め用意されていたものだと言う事が分かります。また、結果のグラフに「その他」などの項目がないので、例え液晶に不満がある人がいたとしても、結果には現れないのかもしれません。または、調査数が200なので、たまたまその中に液晶に問題があるディスプレイがなかったとか、色むらが分かるような使い方をする人がいないとか、アメリカ人には黄色の色むらが認識できないのではないかといったことも考えられます。液晶の黄色い色むらについては、「新しいiPadの黄色い液晶(続き)」の記事のコメントで、最初は黄色かった液晶が緩和されてきていると報告してくれている方がいます。私にはわりと大きな問題なのですが、Appleの品質基準には項目として設定されていなさそうなので、ひどいはずれを引いてしまった人は時間が経って色むらが緩和されるのを待つか、諦めるしかないのかもしれません。
さて、調査では、新しいiPadでよく問題視される発熱問題についても細かく聞いています。
調査時の質問で、「充電中やゲームをしているときに、116°F(46.7℃)になるという報告があるが(中略)どの程度問題があるか?」と聞いています。
結果は、4%(8人)だけが問題があると回答しています。
私も、今は冬なので逆にあたたかくて気持ち良いくらいなのですが、夏になった時が少し不安です。しかし、夏になったら、冷房をつけたりするのでやっぱりたいした問題でもないのかもしれません。
調査数が200とそれほど多くないこと、調査対象の地域や年齢層、使用頻度、利用の仕方などが不明なので、それほど信用がおけるデータではありませんが、購入を迷っている方には背中を押してくれる調査結果と言えます。
関連記事
- 2012/03/18 新しいiPadの液晶が黄色い…
- 2012/03/19 新しいiPadの黄色い液晶(続き)
- 2012/03/24 新しいiPadのRetina Displayの詳細分析
- 2012/04/04 新しいiPadの交換