Retina MacBook Proのグラフィックス切り替えの謎を追いかける

Retina MacBook Proで最初にSafariを起動したとき、Appleのホームページが表示されますが、何か表示に違和感を感じました。なんだか遅く、スムーズではない時があるのです。

表示されるまでに少しタイムラグがあるのは、きっとまだキャッシュデータがなくて全ての画像をインターネット越しに取得するのに時間がかかるせいでしょう。Appleのサイトのトップページで使われている画像は結構なサイズです。

ファイル名に”2x”とついているので、Retinaディスプレイ用の2倍サイズの画像だと思われます。

しかし、2度目に表示させて、ページをスクロールするときに少しひっかかるような感じになるときがあります。常にひっかかるわけではありません。グラフィックスのバッファ以上の画像処理をしようとしたときでしょうか。

環境設定をいじっているときに、こんな設定を見かけました。

■ システム環境設定 > 省エネルギー

 

おぉ!こんな設定があるんですね。

電源を確保できるときにはバッテリーの駆動時間は関係ないので、チェックをオフに。Intel HD Graphics 4000ではなく、NVIDIA GeForce GT 650M(1GBメモリ)が使われるのでしょうか。

SafariでAppleのホームページを見てみます。

何も変わってないような…。

これが外部GPUを任意で使用するための設定ではないのでしょうか?

外部GPUの切り替えの説明ページ

Appleのサポートページに次の説明がありました。

■Apple サポート:How to set graphics performance

  • When your computer is connected to an external display, high-performance graphics will remain on until you disconnect the display.
  • When your computer is using Rosetta to run PowerPC applications, high-performance graphics will remain on until you close all PowerPC applications.

外部ディスプレイをつなげたときに高性能なグラフィックスが使われるようです。

そこで、昔、自作Windows PCで使っていたかなり古いディスプレイを引っ張りだしてきてつなげてみます。

ぶーーん

Retina MacBook Proの内部ファンが勢い良く回り始めました。

外部GPUが使われ始めたようです。

「これで、強制的に外部GPUを使うようにできるか。手狭に感じていたRetina MacBook Proのスクリーンサイズも改善するし…」

MacBook Proは 1,920×1,200で、古いモニターは 1,280×1,024なので…

(1,920 × 1,200) + (1,280 × 1,024) = 3,200 × {1,200, 1,024}

なんと、横方向は、iMacの2,560よりかなり広い計算になります。

Xcodeでアプリを開発するときにシミュレータを外部ディスプレイに表示させれば便利かもしれません。

Xcodeをフルスクリーンにすると、なぜか外部ディスプレイが全面灰色になってしまって使えませんが、最大化ボタンでXcodeを最大化させればなかなか使い勝手が良さそうです。

ん?

いや、これはこれでいいんだけど、やりたいのは、外部ディスプレイをつなげなくても常に外部GPUを使いたいのです。

他に情報がないか、Appleの掲示板をのぞいてみると、トピックを立てている人がいました。

■ Appleサポートフォーラム:Is Anyone Having MacBook Pro Retina Display Graphics Issues?

結構なレスがついていて話題になっています。Genius Barに持ち込んで診てもらった人もいるようです。しかし、今のところ簡単に解決する方法はないようです。

Appleの掲示板で解決方法がないのだから、どうしようもないのかと半ば諦めつつも、諦めきれずにシステム環境設定をまた見直してみると、なぜかグラフィックスの自動切り替えの設定の表示が変わっています。

この変更を有効にするには、ログアウトする必要があります。

チェックボックスがラジオボタンになっていますが、それ以外にも、変更を有効にするにはログアウトする必要があると出ています。

むむ、もしかして、グラフィックスの切り替えをしたらログインし直さないといけないのでしょうか!?

「パフォーマンス優先」を選択してみます。

さっきはでなかった、警告がでました。

ログアウトボタンを押してログインし直します。

SafariでAppleのホームページを見てみます。

ちょっとスムースになっているような気がする…

しかし、元のひっかかりも常時起こるわけでもなく、起こってもそれほどひどくもないのと、もはや感覚が麻痺しているせいもあって、判別がつきません。

そこで、電源アダプタを外して、バッテリーだけでRetina MacBook Proを使用してみます。

すると、みるみるバッテリーの残量が減っていきます。

これはきっと外部GPUが使われているのでしょう。

なんだか良くわかりませんが、結果的に望んでいたとおりになりました。

そのあと、インターネットラジオを再生させてRetina MacBook Proを使い続けてみると、5時間4分でバッテリーがなくなりました。半分程度の時間は食事をしたり他のことをしながらインターネットラジオを聴いていてディスプレイは真っ黒な状態だったので、ディスプレイを表示させて使い続けていたらもっと早くバッテリがなくなっていたことでしょう。
Appleの公称バッテリ持続時間が7時間なので、やはり外部GPUの使用はバッテリーには優しくなさそうです。

そして、少し驚いたのが、バッテリーの充電時間がとても短いです。正確な時間はわかりませんが、残量0になって電源アダプタをつけてから、3時間たったときにはすでに100%になっていました。新しいiPadよりも早く充電できます。電源アダプタが大きくなったおかげでしょうか。ちょっと嬉しかったです。


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2 thoughts on “Retina MacBook Proのグラフィックス切り替えの謎を追いかける”

  1. おつかれさまです。
    Retinaの意味が形無しになってしまいますが、SafariをLow-Resolution Modeで起動すると外部GPUに頼らずとも今まで通りの早さでスクロールできます。
    が、不具合も多いので、Lo-ReSolution Modeで起動する際にはデフォルトSafriじゃなくてGoogle Chromeを使うと今まで通りの早さでつかえますよー
    とりあえずお耳に入れておきます(ノ´∀`*)

    1. こんにちは!
      コメントありがとうございます。
      Chromeを使うのが良いのですね。早速、試してみます!

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