WWDC2012でRetinaの新MacBook Pro発表＆発売開始

WWDC2012で期待のRetinaの新MacBook Proが発表されました。本日、出荷開始ということです。MacBook Proのラインナップを比較できるようにまとめました。

 新MacBrook Pro

MacBook Airとほぼ同じくらいの薄さのMacBook Proです。

  Retina 15inch 2.3GHz Retina 15inch 2.6GHz 13inch 2.5GHz 13inch 2.9GHz 15inch 2.3GHz 15inch 2.6GHz
価格 184,800円 238,800円 102,800円 128,800円 154,800円 184,800円
ディスプレイ 2,880 x 1,800、220 ppi 1,280 x 800 1,440 x 900
(1,680 x 1,050に変更可能)
プロセッサ 2.3GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ 2.6GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ 2.5GHzデュアルコア Core i5 3MB三次キャッシュ 2.9GHzデュアルコア Core i7 4MB三次キャッシュ 2.3GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ 2.6GHzクワッドコア Core i7 6MB三次キャッシュ
メモリ 8GB 1,600MHz DDR3Lオンボードメモリ
（16GBに変更可能）		 4GB 1,600MHz DDR3 8GB 1,600MHz DDR3
8GBに変更可能

4GB 1,600MHz DDR3
（8GBに変更可能）

 8GB 1,600MHz DDR3
ストレージ 256GB SSD 512GB SSD 500GB HDD 5,400rpm 750GB HDD 5,400rpm 500GB HDD 5,400rpm 750GB HDD 5,400rpm
サイズ 35.89cm×24.71cm×1.8cm
2.02kg		 32.5cm×22.7cm×2.41cm
2.06kg		 36.4cm×24.9cm×2.41cm
2.56kg
グラフィックス  Intel HD Graphics 4000
NVIDIA GeForce GT 650M 1GBメモリ		  Intel HD Graphics 4000

NVIDIA GeForce GT 650M 512MBメモリ
ポート
  • MagSafe2電源ポート
  • Thinderbolt ×2
  • USB3 ×2
  • HDMI ×1
  • ヘッドフォン
  • SDXCカードスロット
  •  MagSafe電源ポート
  • ギガビットEthernet
  • FireWire 800 ×1
  • USB3 ×2
  • Thunderbolt ×1
  • オーディオライン入力／出力
  • SDCXCカードスロット
  •  MagSafe電源ポート
  • ギガビットEthernet
  • FireWire 800 ×1
  • USB3 ×2
  • Thunderbolt ×1
  • オーディオライン入力
  • オーディオライン出力
  • SDCXCカードスロット
ワイヤレス 802.11n Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g)
Bluetooth 4.0
オーディオ
  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン
  • ヘッドフォンポート
  • サブウーファー付きステレオスピーカー
  • 無指向性マイクロフォン
  • オーディオライン入力／出力
  • サブウーファー付きステレオスピーカー
  • 無指向性マイクロフォン
  • オーディオライン入力
  • オーディオライン出力
キーボード JIS配列キーボード(USキーボードを選択可能）
バッテリ 最大7時間のバッテリー駆動時間
95Whリチウムポリマー
85W MagSafe2電源アダプタ		 最大7時間のバッテリー駆動時間
63.5Whリチウムポリマー
60W MagSafe電源アダプタ		 最大7時間のバッテリー駆動時間
77.5Whリチウムポリマー
85W MagSafe電源アダプタ

RetinaディスプレイではないMacBook Proはivy bridgeになってリニューアルされています。

その他の発表項目

MacBook Air

値下げされました。

  • 11インチ MacBook Air : 84,800円, 94,800円
  • 13インチ MacBook Air : 102,800円, 128,800円

OS X Mountain Lion

  • 値段：$19.99
  • 発売：2012/7
  • アップデート可能OS；Snow Leopard, Lion

■機能：

  • Siri対応
  • 音声認識
  • Notification
  • Power Nap （使っていない間にいろんなアップデートをする機能）
  • ソーシャルサービスとの連携強化
  • etc…

iOS 6

リリース：2012年秋

■機能：

  • Siriの守備範囲強化（サポート言語増加、映画やスポーツに関する問いかけにも反応、iPadでの使用）
  • Facebook連携強化
  • 需要なメールだけを監視する機能
  • Passbook（カード情報を簡単に管理）
  • 独自のMap（都市部は3D表示、渋滞表示、Siri連携）
  • etc…

アクセサリ

■Thunderbolt-FireWire 800変換ケーブル、Thunderbolt – LAN(gigabit)変換ケーブル

Retina MacBook Pro用ですね。価格は、LAN変換ケーブルが2,800円です。

 

Retina MacBook Proで気になること

  • SSDの交換
  • 液晶部分
  • サウンド
  • キーボード

 MacBookAirと同じくらいの薄さになったので、SSDがApple独自発注のむき出しの形状となり、自分で交換できないと予想されます。SSDの耐久性能も向上しているので通常の使用では買い換え前に故障することはないと思われがちですが、よく言われる通常の使用には考慮されていないことがあります。それは、ウィルス対策ソフトの定期的なディスク検査によるディスクアクセスやストリーミング視聴による小刻みなディスクアクセスです。SSDの仕組みからいってreadだけなら耐久性は変わりませんが、書き込みはもろに寿命に影響します。これからは、ustreamやニコ生などで生放送を見る機会が多くなると思いますので、もしSSDが交換できないとなると壊れたら買い換えぐらいの心づもりで買わないといけないかもしれません。

このRetina MacBook Proは、薄く軽くするために今までMacBook Proの液晶部分にはめ込まれていたガラスが取り外されているようです。そのため、今までだと不意打ちを食らって笑った時にお茶をふいて画面を汚してもティッシュでささっと拭き取ればなんともなかったのが、そういうわけにはいかないでしょう。

発表では、サウンドが今までのAppleのノートの中で最高のものだと( “The best stereo speakers we’ve ever put into a notebook.”)言われていましたが、こんなに薄いのに本当にそんなにいい音がするのかなと思います。昔から音の良いスピーカーほど大きいですし、人によってはスピーカーの下にコンクリート製のブロックを置いていたりします。小さくて音がいいと評判のスピーカーブランドのBoseでさえ、1.8cmの筐体のスピーカーはないでしょう。私が現在持っている13-inch Mid 2009のMacBook Proと27-inch Mid 2011 iMacの音を比べてみると、MacBook Proでは音楽を聞く気がしないほどMacBook Proはノイジーでがさつな音です。iMacはかなり良い音がします。そういう意味では、「iMacほどではないけれど、今までのMacBook Proよりは少し音が良くなったよ！」程度ではないかと予想します。しかし、過去最高の音などと言われるとやはり期待してしまいます。

キーボードですが、見た目的にはスッキリしていて良いのですが、Apple製品のキーボードはだんだん質感が落ちています。ペラペラなキーボードになっていないことを祈ります。

いろいろと気になることを述べました。しかし、ストレージが待望のSSDになり、専用グラフィックも積んで、Retinaディスプレイとなれば、今までMacBook Proの新調を控えていた私のような人には上記の点など本当に些細なことです。

iTunes カードキャンペーン

Retina MacBook ProなどこれからMacを購入する方は無料でMountain Lionにアップグレードできるので不要ですが、そうでない方は来月以降にMountain Lionを購入することになると思います。現在iTunesカードが安く買えるキャンペーンが行われているので、これを利用すると少しお得です。

■サークルKサンクス iTunes Card キャンペーン

・iTunes Card 1,500円⇒1,300円（200円値引）
・iTunes Card 3,000円⇒2,500円（500円値引）

・キャンペーン期間：2012年6月7日～2012年6月29日

※キャンペーン利用方法はこちらをご覧ください。

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