本格的な画像編集アプリPixelmatorの新バージョン2.1がリリースされました。また、簡易画像編集アプリSkitchも新バージョンがリリースされ、Retina MacBook ProのRetinaモードで使えるようになりました。
Pixelmator 2.1の変更内容
バージョン番号の少数第一位の値が繰り上がっているのでわりと大規模な変更のようです。
変更内容は次の通りです。
- Retinaサポート
- iCloudサポート
- エフェクトブラウザの追加
- 新エフェクトの追加
- ビンテージ
- ミニチュア(小型化)
- 白黒
- Snow
- Rain
- スマートアラインメント
- OS X Mountain Lionサポート
エフェクトブラウザ
全部で163あるフィルタの効果がサムネイルアイコンで確認できるようになっています。
サムネイル画像にマウスオーバーするとアニメーションで画像が変化して効果が直感的に分かるようになっています。これはとても良いですね。いくらたくさんエフェクトがあってもメニューから選ぶ形式だと試してみるのが面倒で結局使いませんしね。このように簡単に確認できると、いろいろ試してみようという気になります。
新エフェクト
■ビンテージ
このエフェクトでちょっと色あせた古い写真のような効果を得ることができます。
ビンテージパターンは7種類あります。
■ミニチュア(小型化)
任意の部分を指定することにより、その部分の周りをぼかすことで、ミニチュア模型のような効果を得ることができます。
ぼかしの中心部分は、線形か楕円形のいずれかを指定できます。
デジカメでとった写真を1眼レフのようなぼかし写真にすることもできそうですね。
■雪
雪の色と量を調整できます。
■雨
雨の量や角度を調整できます。
スマートアラインメント
個人的にはこの機能が一番役に立ちます。
オブジェクトを移動させると、周囲のオブジェクトと同じx座標もしくはy座標になった時に一瞬移動を止めて整列線を表示してくれるのです。
XcodeのインターフェイスビルダやiWorkやiBookでオブジェクトを整列配置させる時に便利なあれです。おしむらくは、中心線がでないことですが、下揃え/上揃え/右揃え/左揃えができるだけでも十分便利です。
購入
Pixelmator – Pixelmator Team は、Mac Appストアで購入できます。Macのネイティブアプリなので、GIMPと違ってアプリの起動が高速でドラッグ&ドロップでファイルをレイヤーに追加できます。また、OSネイティブのフィルタが使えます。さらに、デジカメのraw画像を扱えます。バージョン2.0リリース時は2,600円でしたが、現在キャンペーンで1,300円になっています。いつまでこの値段で提供されるか分からないので、購入予定の方は今のうちに購入されることをお勧めします。
Skitch 1.0.12の変更内容
SkitchもバージョンアップしてRetinaがサポートされました。このバージョンアップにより、Retina MacBook ProのRetina解像度でアプリを使うと色選択できない不具合が直っていました(ブログ記事:Retina MacBook Proの超常現象)。これまで低解像度で使っていた方は、「低解像度で開く」のチェックを外しても大丈夫です。
低解像度のチェックをはずしてSkitchを起動すると文字部分がとてもくっきり表示されますが、コントロールボタンの画像は解像度が変わっていないようで、ちょっとぼやけています。
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