昨日、Retina MacBook Proの購入検討の記事を書いて、なんとなく実機を触ったり値引き額などを確認したくなったので、出かけたついでに家電量販店に見に行ったのです。ええ、本当にすぐに買うつもりはなくて、どの程度Retinaディスプレイが綺麗なのかとかサウンドがどの程度なのかとか、自分が買える場所にある店の値引き額がどの程度なのかとかをちょっと確認したかっただけなんですよ。それが、気づいたら手付金を払って購入手続きを進めていたのです。何を言っているのか分からないと思いますので、その顛末をお話しします。
まず、ケーズデンキに見に行って、Retina MacBook Proが置いていなくて、Sony DSC-RX100も置いてなかったので、田舎の郊外型量販店には展示品すらないんだなとがっかりしつつ、ヤマダ家電によりました。
ヤマダ電機ではわりと広めにスペースをとって上品にApple 製品が陳列されています。値引き札などは一切下がってなく、ポイント還元などのPOPもなく、定価とスペックが挟まったプラスチックスタンドが置かれていただけでした。なので、「今はApple製品の値引きやポイント還元はやっていない時期なのかな…」と思い、Retina MacBook Proを探しました。「あー、この店も置いてないのかぁ」と思ってプラカードを確認すると、ありました!いろんな方がブログで書かれていますが、本当に、見た目に普通のMacBook Proと違いが分かりません。じっくりRetina MacBook Proだと分かって食い入るように見ると、「ああ、確かに薄いな。」というのが分かります。そして、液晶部分を傾けて厚さを確認すると、なるほど液晶部分もかなり薄いです。これらの形状の違いはじっくり見ないと分かりませんが、分かって見ると明らかに違います。そのさりげなさにちょっとそそられます。
形状の確認ができたので、次はサウンドを確認するためにiTunesを立ち上げて、iTunes Storeにあるアルバムを適当に選んで全曲プレビューでサウンドを鳴らしてみます。「ん!?なんかいい感じ。でも店内のループミュージックでよく分からないな」そこで、ヤマダ電機のループミュージックが聞こえなくなるくらいボユームあげてみます。「おぉ、結構いい音してる!ノイズ感もないし、家のiMacと同じくらいかな。いや、それにはちょっと及ばないか。でも、普通に音楽聴けるな。」
サウンドの確認で流れるミュージックに気分がノリノリになって、ふと先日書いたRetina MacBook ProのFAQの記事のことを思い出しました(Retina MacBook ProのFAQ)。「アプリ毎にRetinaモードを切り替えるとどうなるんだろう。ええと、ファインダでアプリを選択して情報を見るんだったかな…」
「おお!日本語環境では”低解像度で開く”というチェック項目になるのか」
そして、Safariを再起動してみると、なるほどブックメニューの文字はにじんでぼやけています。でもこころなしかSafariの起動が速かったりレスポンスが良いような気がします。
次に、環境設定でディスプレイの解像度を変更して5パターンの解像度をそれぞれ確認してみます。
そして、ふと思いつきました。
「そうだ、それぞれのスクリーンショットを撮って、ブログにのせよっと」
そこで、スクリーンショット用のフォルダを作成して、Safariで自分が昔書いた記事を見ながらターミナルでスクリーンショットの保存先を変更して、ドックにスクリーンショット用のフォルダをのっけて、環境設定で解像度を変えながら全画面スクリーンショットを撮ってとやっている時に後ろから声をかけられました。
店員:「お客様…」
うわ、でかい音量で音楽を鳴らしながら、おもいっきり家でブログを書いている時のように作業しまくっていたので、「さすがにまずかったか」と少し反省して肩をすくめながら返事をしました。
私:「はぃ。。」
店員:「説明など必要でしたら声をかけてくださいね (^_^)」
ああ、普通に営業対応だったんですね。安心して値引きの確認をします。
私:「これ、今どれくらいの値引きになるんですか?」
店員:「あ、では今すぐ確認してまいります!」
店員さんが確認に行ったので、続きの作業をしながら「Dropboxってホームページでアップロードするには1ファイルづつしか選択できなくて面倒だな…」などとやっていると店員さんが戻ってきました。
店員:「現金値引が5,000円で10%ポイントつけさせてもらいます!」
私:「なるほど、これ最近出たばっかりだしそんなもんですよね。」
店員:「そうですね。Appleは現金値引の額も指定してくるんでどうしようもないですね。」
私:「今ね、これ見てたんですけど、めちゃくちゃ綺麗ですね。」
店員:「え。そうですか?」
私:「ほら、隣のMacBook ProのSafariのこの文字見てください。それから、こっちの見てみて。」
店員:「うわ!すごい綺麗ですね!!」
私:「でしょー。めちゃくちゃ綺麗ですよねこれ。ファインダの文字も全然違うんですよ、これ見てみて。」
店員:「これは。。。」
などと、店員さんと一緒にいじって遊びつつ、「もしこれを買ったら高解像度のカメラも必要になって、例えばSonyのRX100もきっと買っちゃうことになるんですよ。」と世間話をしつつ、話の合間に場つなぎで値交渉もしました。
私:「価格.comを見ると値段が急降下してるので買うタイミングが難しいんですよね。」
店員:「まぁ、当店だとこれまでの実績でこのiMacが7,000円引きの15%ポイント還元が最高値引きだったので、どんなに待ってもそれが限界ですね。」
私:「なるほど、今日15%ポイントつけてくれるなら買って帰るんですけどね(←はったり)」
店員:「あぁ、これはでたばっかりなので、本部に特別値引きをもらったとしても13%が限界ですね…」
私:「そうですよね、でたばっかりですもんね。」
そんな感じで、店内に他のお客さんがほとんどいなかったので、店員さんとRetina MacBook ProのSafariでMicrosoftのSurfaceの画像や動画をみたり、Goolgeが新タブレットを発表したニュース記事などを見たりしながら「今年は買い物が増えそうです。」などと話をして、そろそろ帰る時間になりました。
店員:「ちょっと待ってくださいね。私も本部に最終値引き額を確認してきます。」
そして、店員さんが確認して戻ってきました。
店員:「本部から15%のポイント値引きの許可がおりました。」
私:「え!私15%ポイント値引きしてくれたら今日買って帰るって言いましたっけ?」
店員:「はい!」
私:「私も勢いで言ってしまった部分もあって、これが買える分の現金は持ってないんですよ。」
店員:「はい、こちらも在庫がちょうどなくて、取り寄せで1週間ほどかかりますので、今日は手付金だけで結構です!」
そんなわけで、手付金を払って購入手続きをしたのでした。
みなさんも、店舗にRetina MacBook Proを確認に行く時は十分注意してください。綺麗に表示されている文字を見ると、欲しくなっちゃうこと請け合いです。
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